Message
代表挨拶
Sports X Initiativeでは「スポーツと社会の関係性をリデザインする」という理念のもと、「Sports X Leaders Program」「Sports X Conference」「Sports X Lab」の3つの事業に取り組んでいます。
私たちが愛するスポーツは、人々が豊かに暮らしていく上で多くの価値と可能性を持っています。一方で私たちは、その価値と可能性を十分に届けているでしょうか?あるいは、感じているでしょうか?
私たちは不確実性が高く、大規模で複雑な課題が山積する現代社会の中で、スポーツと社会が価値を共創できる仕組みを本気で考えています。これを実現するためには、部分最適な専門性や前例踏襲といった既存の解決手段だけではなく、全体を俯瞰でみて、関係性を捉え直し、新しい「価値創出」や「課題解決」を行える人材や取り組みが必要となります。
「Sports X leaders Program」では、圧倒的な当事者意識と課題感をもった受講生とともに「システム思考」を学び、国内外のスポーツビジネス従事者や研究者と連携したProject Based Learningを実践しています。2023年5月の時点で修了生は約100名となり、各人が持ち場で奮闘しています。そして修了生を中心としたメンバーがSports X Initiativeの運営に携わっています。
2016年から開催している「Sports X Conference」では、多様な登壇者と参加者が「スポーツは未来に何を残せるのか」について語り合い、新たな問いや課題を発見できる場をつくっています。その場で生まれる熱量を多くの方々に伝えること、また巻き込んでいくことを行なっていきたいと思います。
「Sports X Lab」では、システム思考やシステムズエンジニアリングなどの方法論をベースに「スポーツ×〇〇」の設計・研究・社会実験などを学際的に取り組むための企画構想・開発、プロジェクト推進・評価継続の仕組みづくり等を実践しています。私たちのコンセプトを体現する、とても重要かつチャレンジングな事業となります。是非、この取り組みに興味ある方はいつでもお声掛けいただければと思います。
最後に、私たちは諦めが悪い人たちの集まりでもあります。スポーツが好きで好きでたまらず、どんな苦難があったとしても、本気でスポーツと社会をより良くしていこうと四六時中語り合い、時には議論でぶつかり合いながら、実課題にタックルし続ける「暑苦しい集団」でもあります。スポーツへの熱量こそが、私たちの価値と言ってもいいかもしれません。
私はSports X Initiativeの活動を通じて、その熱量が継続するようなシステムもつくっていきたいと思います。
一般社団法人Sports X Initiative
代表理事 千葉洋平